本わらび餅とは?普通のわらび餅と何が違うの?解説します

わらび餅、と聞くと皆さんはどのようなものを思い浮かべるでしょうか?

パックに入って冷やされた、透明のあれでしょ、と思われた方、それは実は本来のわらび餅ではありません。わらび餅には本来のわらび餅である本わらび餅と、そうでないものがあるのです。

この記事では本わらび餅と一般的に売られているわらび餅との違いや、わらび餅の歴史について解説します。

1.本わらび餅と一般的に売られているわらび餅との違い

まずは、本わらび餅と一般的に売られているわらび餅との違いを見ていきましょう。

1-1.本わらび餅は茶色

本来、わらび餅とはその名の通り、山菜として知られるワラビの根から取られたわらび粉で作られるものです。

わらびの根から澱粉を取り出して作った粉には葛粉などよりもさらに弾力があり、加熱すると黒に近い色になります。ですから本わらび餅は茶色っぽい色をしているのです。

1-2.透明のわらび餅は澱粉や葛粉で作られる

いっぽう、スーパーなどで売られている透明のわらび餅はサツマイモやなどを原料とした澱粉やタピオカ、葛粉などを混ぜて作られています。

ワラビの根からわらび粉を作るのはとても大変な作業です。まず、地面に深く張ったわらびの根っこ掘り出します。そして根っこを叩いてほぐし、細かくします。細かくした根っこを洗い、カスを取り除き、さらに水を加えてかき混ぜて半日ほどおき、下の方に溜まった澱粉のみを取り出し、また水を加えてかき混ぜ長い時間をかけ沈殿させ、ようやくわらび粉が取り出せるのです。

この作業は非常に手間のかかるものであるとともに、たくさんのワラビからほんの少しのわらび粉しか取れません。10kgのワラビから取れるのはたったの70gほどのわらび粉。そのため、古くからわらび餅は高級品であり、たくさんのわらび餅を安価で提供するためにはわらび粉をほぼ使わず、本わらび粉のみで作られたわらび餅を売っているところはほとんどない、というのが現状なのです。

1-3.本わらび餅は口の中でとろける

本わらび餅はプリプリ弾力がありながらも口の中でとろける独特の食感が特徴です。飲み込むとつるりと喉を通り過ぎていきます。味わいはとてもすっきりとしていて、あと味は非常に上品です。

1-4.本わらび餅は出来立てが最高

実は本わらび餅は出来立てがよりおいしいと言われます。口溶けが最高なのは出来立てです。ですから本わらび餅は店頭で買って食べるより、カフェで食べるのが一番!なのです。

2.わらび餅は古い歴史のある食べ物

わらび餅の歴史は非常に古く、平安時代までに遡ることができます。9世紀末から10世紀に在位していた醍醐天皇はわらび餅を愛し、わらび餅に「大夫」という位を与えた、と言われています。そのため、わらび餅は別名「岡太夫」とも呼ばれていたそうです。

醍醐天皇が食べていたのはもちろん本わらび餅。わらび粉で作られるわらび餅はそれほどまでにおいしく、また特別なものであったことがわかります。

3.まとめ

本わらび餅と一般的に売られているわらび餅との違いや、わらび餅の歴史について解説しました。

本わらび餅のおいしさとその特別さについてお分かりいただけたのではないでしょうか?本物の国産わらび粉で作られる本わらび餅を味わいに、ぜひ当店までお出かけいただいければと思います。きっとそのおいしさに驚かれることでしょう。